さくさく子連れ&こそっと日帰り

夢は家族でハレクラニ♡ハワイに行きたい1児のママ

【毒親と対決①】親孝行は、もうやめた。実家に帰りたくない!不良ムスメ VS モンスター

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私の家には、かつて魔王が君臨していた。

そして私は、『良いコ』と呼ばれる奴隷だった。

「こんなもの 必要ない」

魔王のお気に召さないモノは、私がどんなに泣けど叫べど取り上げられる。あるいは、所持を許されない。

なぜなら、子供は『ヤツ』の所有物。主に逆らう権利など、私には無いらしい。
魔王は、恐ろしい口調で言う。


「くだらない事を考えるな 時間の無駄」

「だまって 我の言うことを聞け」

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魔王 VS 10代子供

おぞましい魔王にとって、私の考えは全て間違っている。無駄無駄無駄無駄ァーーッらしい。

 

子供にだって当然、基本的人権がある。個性が、感情がある

なぜ一方的に必要ないと決めつけ、奪うのか。

私が私らしく生きていく権利。そして自由を取り戻すべく、私は凶悪なモンスターに闘いを挑んだ。

「身勝手な言い分を押し付けないで!」

「私にだって自分の考えがある!!」

幼い私は勇気を振り絞り、果敢に立ち向かう。渾身の攻撃で、きっと活路を見出せるはず…だった。

 

バシッッ!!

クリティカル!
魔王の強烈な平手打ちを喰らい、私の体は吹っ飛んだ。

私の頭は呆然とし、滝のような涙が出た。そして鼻水も。身体はガクガクと震え、ヒックヒックと間抜けな声しか出せやしない。無力な自分がみじめで、どうしようもなく情けなくて、悔しかった。

子供の私には、闘うための知識や経験が圧倒的に足りない。何か…起死回生の一手があるばずなのに。何も思い浮かず、ただただ立ち尽くすのみ。

誰か…助けてっ!と念じてみるが、援軍は一人として来ない。魔王の力は強大で、幼い私には為すすべもなかった。

私の母親は、か弱く善良な一般市民。モンスターに対抗する手段は何も無いらしい。

彼女は今どこだろう?家の中、私の近くには居るはずだが…。『ヤツ』の攻撃を受けないよう、母親は気配を断っているのか?

魔王の攻撃!

クリティカルヒットからの~~

…死の宣告!

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「おまえは 我に逆らうのだな」

「嫌なら 家から出て行け」

 

子供が生きていく力を身につけるには、長い準備期間が必要だ。

未成年、特に十代前半の子供が家を出て、1人で生活するのは困難を極めるだろう。

産まれた落ちた家が暗黒に包まれ、魔物が支配していたら?それでも、おいそれと他の家や場所に逃げることはできない。

服従か、死か。

決死の覚悟で家を飛び出せるほど、10歳そこらの私は強くなかった。

ひれ伏し…絞り出すような声で、醜い魔王に許しを請う。
「ごめんなさい。ごめんなさい…。」

「ふん!子供が 生意気な口をきくんじゃないぞ」

満足そうな笑みを浮かべ、 のっし、のっしと『ヤツ』は住処へ戻っていった。


ホッ…どうやら命拾いしたらしい。

すると、どこかへ雲隠れしていた母親が近づいてきた。

先ほど彼女は忙しく、きっと私を助けたくても出来なかったに違いない。
母親は優しく私を慰め、後で『アイツ』に異議を申し立ててくれるはずだ。ママはいつだって、子供の味方だもの。涙に濡れた私の目に、希望の光がみえる。

慈愛に満ちた、美しい母親を私は見上げた。

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…??

チッ、クソガキが!!余計なことをするんじゃない!

といった表情で母親の顔は憎々しげに歪み、私を見下ろしていた。

「父さんに逆らうなって、いつも言っているでしょう」
「子供の教育が出来てないって、後で怒られるのは母さんなのよ」

「お願いだから、母さんを困らせないで」


魔王に苦しめられているのは、子供だけではなかった。母親も迫害を受けているという。
なんてこった!大人でも、モンスターには敵わないなんて。

しかし私の母親は、とても聡明だった。魔王に逆らわず、かつ服従しない方法を身につけていたのだ。彼女は私に、それは丁寧に教えてくれた。

魔物は知能が低い。それを利用して、我々が従順だと魔王に信じこませる。

そして『ヤツ』に気づかれないように、裏で情報を共有すればいいのだと。

邪悪なモンスターの毒牙から子供を護るべく、優しい私の母親は沢山の事を言い伝える。

『ヤツ』の容姿が、どれほど醜いか。どんなに意地汚く、根性が腐っているか。

か弱い彼女に、酷い仕打ちをしてきたこと。

善良な母親は、繰り返し語る。子供のために真実を伝える義務が、彼女にはあるのだろう。
「私は、あなたのためを思って言っているのよ」

 

魔王は、粗暴で、知性のかけらもなく、醜い。おまけに体表に疾患があり、異様な臭いを放っているらしい。なんて気持ちの悪い生き物だろう!

確かに『ヤツ』は、変な臭いがしていた。汚い臭いくさいきたないくさい……。

魔王は、健気な私の母親を苦しめている。ほんとうに悪いヤツ。醜いモンスター。

私の父親が魔王?

…ちょっと待って。だったら、その子である私も醜いのでは…!?

私にもモンスターの汚らわしい血が、半分流れているじゃないか!

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私が10歳を過ぎた頃だったか。鏡に映った自分を見つめると、己のあまりの醜さに絶望し、死にたくなる。

ので、鏡は必要最低限しか見なくなった。

どうして私はこんなに不細工に生まれてしまったのか。と鏡に問いかける。

それはオマエが、おぞましいモンスターの子供だから。と、鏡の中の私は答える。だから私は、鏡が大嫌い。

 

私には、善良な母親の血が半分流れている。
彼女は魔物が嫌い。薄汚く、野蛮な魔王を憎んでいる。でも私の事は好きなんだろうか?

私はモンスターの子供だけど、母親の娘でもあるから?
美しく優しい母親に、もし嫌われたら。私はどうなってしまうのか。

モンスターだらけの、醜い世界に一人で放り出されたら?幼い私は、たちまち魔物に喰われてしまうのではなかろうか。手や足をもがれ、頭からバリバリとかじられていく。髪の毛1本たりとも残るまい。

魔物に喰われないために、何ができるか?小さな私は必死に考えた。
優しい母親の寵愛を受けるべく、努力するしかない。魔王の血が流れる醜い私だが、母親の役に立つ人間になる。そうすれば、見放されたりしないはずだ。

 心優しい母親

「母さんは、あなたのために我慢しているのよ」

彼女は魔王との共同生活を耐え忍んでいる。私のために。

たとえ父親でも、醜く凶悪な魔物。離れて暮らしたほうが、子供の為には良いのではないか?私は素朴な疑問を、母親に問うてみた。

彼女が言うには、魔王といえども年寄る波には決して勝てない。年を取れば、モンスターの力は必ず弱くなる。それを耐え忍ぶのが、賢い大人の正しい戦法だと。

なんと我慢強いことか!魔王が弱体化するのを、30年、40年、ひょっとしたら50年?
そんな気の遠くなるような、長い時間を待つなんて。

私は、自分の浅はかな考えを恥じた。子供のために、横暴な魔王の行いにも耐える。こんなに素晴らしい母親がいるだろうか。

私は幸せ者だ。母親から受けた大恩に報いるのが、私の生涯の努め。子供は生まれながらに親に恩がある。子供は親孝行するために、この世に生まれてくるのだろう。

早く大人になり、魔王に苦しめられる母親を助けなくてはならない。
世界を救う偉大な勇者には、到底なれないけど。ただひとり、自分の母親を救う力が欲しかった。

私のきょうだい達は、魔王の血が濃いらしい。私とは似ても似つかないカスばかり

ろくでもない行為で、いつも母親を困らせているのだと。

『アイツら』は戦力外の役立たず。か弱く善良な母親を救えるのは、優秀な私以外に居はしない。

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そして約20年の月日が流れ....。

私は結婚し、新しい命を授かる。日に日に大きくなっていく私のお腹。健診で病院へ行くたびに、こう聞かれるようになった。

「里帰り出産はされますか?」

……。

実家に帰る?
私の子供を連れて??
邪悪な魔王と、可愛い私の赤ちゃんを接触させる???

否!

親として、悪いものは子供から遠ざけたい。だからモンスターの巣窟には、帰らないと決めた。

私は十分大人になった。今こそ、魔王に反旗を翻す!

そう、時は満ちたのだ。

先ずは母親を救出する。マイホームでも立てて、一室を母親の居住スペースとしよう。

そして彼女に、私の赤ちゃんの世話をお願いする。親孝行もできて、一石二鳥。素晴らしいアイデアじゃないか!

うきうきと、私は夫に相談した。きっと二つ返事で、すぐさま協力してくれるだろう。

…ところが!

私の名案は、夫により即却下されてしまった。

くそぅ、わからずやめ!そういえば、前から気に食わないところが多々あったのだ。
赤ちゃんには父親が必要だから、優しい母親である私は我慢するけどさ。

そうでなければ、家を出ていくところだ。まじムカつく旦那めっっ!!

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 ムカつく旦那に、どう対処する?

子供の前で、面と向かって喧嘩するのは教育上良くない。

賢いママは後でこっそりと、子供に真実を伝えれば良いのだ。あなたの父親が、どんなに横暴か。ママはあなたの為に、どれだけ我慢しているのか。そう、私の母親が私に教えてくれたように。

???

ほんとうに子供のためを思うのなら、人格・その他に明らかな問題がある人物とは離れた方がいいと思う。それがたとえ、親であっても。


夫は確かに、私と性格が合わないところがある。かと言って、自分の子供にわざわざ教える必要があるだろうか?状況を打開するために、もっと他に有益な手段があるはずだ。

父親のダメっぷりを、子供に伝えるのは本当に正しい行いなのか?
か弱い母親の優しさとは、何だったのか……?
何かが変だ。でも、具体的にどこがオカシイのかわからない。あたまが混乱している。

おおぉぉ、神よ!迷える子羊を、どうかお救いくださいっっ!!

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ユー、検索しちゃいなYo!

いまの世の中は、便利になったものだ。知りたい情報を、すぐにインターネットで探すことができる。もちろん、それらは玉石混交なのだが。

私は程なく、その言葉にたどり着いた。

『Toxic Parents』

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Toxicとは、有毒な、中毒(性)のという意味。

ええええええ!?

私はすぐさま専門の書を購入し、必死に勉強した。その本に書かれていたことは、私の父親、母親が行った行為と類似している。

なんてこと!父親のみならず、母親もモンスターだったというのか?馬鹿な!
子供のために自分を投げ打つ、あの優しい母親を悪く言うなんて....!?

しかし今まで私を覆っていた黒い霧が、少しずつ晴れていく。

邪悪な魔王とはいえ、血の繋がった自分の父親の悪口を聞くのは辛かった。何時間も何時間も、母親の気が済むまで。

私は耳を覆いたくなるような話も、じっと黙って聞いていた。それが親孝行だと思っていたから。

では私の父親である魔王とは。実際、どういった人物だったのか?

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…?わからない。

よく考えると、魔王と話したことはほとんどないのだ。だって魔物になんて、怖くて話しかけたくないじゃないか。私は知っている、『ヤツ』の悪行の数々を....陰湿な性格を。

…ん?

なぜ、ほとんど話したこともないのに、魔王が悪いヤツだと、私は知っているのか?

それは善良で優しい母親が、私の為を思って親切に教えてくれたから。

…んん?

私は知っている。私のきょうだいは、魔王の血が濃いダメな奴らだと。ほら、この前だって!色々やらかして、か弱い母親を困らせていたじゃないか。

そう…母親が私に教えてくれたのだ。丁寧に。

「あなただけが頼りなの。母さんを助けてね」

ダメなきょうだい達と仲良くしていたら、私まで同類だと思われる。

記憶をたどると、きょうだい達と話したこともほとんどない。いや、日常会話程度はしていたが。悩みの相談などは一度もしたことがない。

きょうだい達が、どういった性格の人物なのか?母親に聞いた情報しか、私は知らない。知りたと思ったことも無い。だって『アイツら』と仲良くして、母親に嫌われたら困るから。

母親の寵愛を勝ち取れる『良いコ』の座は、1つだけ。きょうだいは、皆ライバルなのだ。ライバルに弱みを見せられたら付け込まれる。

一番母親の役に立つ、『良いコ』は私でなくてはならなかった。魔物だらけの世界で、生き残るために。

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か弱く、とても親切な母親…?

違和感が強まる。落ち着いて、これまで得た情報を整理しよう。

優しい母親。私の父親、きょうだい達が悪いヤツらだと、私に丁寧に教えてくれた。

それは、ほんとうに私のため??

父親は魔王。きょうだいは魔王の眷属で、ろくでなし。世界はモンスターだらけ。
頼れるのは、賢く親切な母親のみ。彼女に見捨てられたら、私は死ぬしかない。

私は今まで、そう思ってきた。いや、もしかして…思わされていた?

ターゲットとなる人物に、他の人達の悪口を吹き込む。周りに居るのは、あなたを騙そうとする悪いヤツらなのよ、などと親切に教える。

ターゲットは、次第に人を信じられなくなり、周囲から孤立していく。信じられるのは、親切な『あのヒト』だけ。そのうち『あのヒト』の言いなりになってしまう。一人になりたくない、見捨てられたくないから。

芸能人が大金を騙し取られた!と、テレビで見た洗脳の手口

 

…私の親切な母親の手法と、そっくりではないか!?
彼女は一人一人に、他の家族の悪行を話していたのではなかろうか。

そして、こういうのだ。

「頼れるのは、あなただけ。」

 

私の父親も、子供を支配する魔物であるのは間違いない。しかし『ヤツ』は、下級のザコモンスターにすぎなかったようだ。

私の家に君臨する、影の支配者は別にいた。

そう…か弱いはずの私の母親。『あのヒト』こそ真の魔王。

闇を統べるもの

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「アナタノ タメヲ オモッテ イッテ イルノヨ」

……。

つーかさ。うちの元魔王(オス)はセックスがド下手くそらしいのだが。なんで魔物の交配トリビアを、娘のアタシが知っているんだよ。

くそがー!!!

 

はー馬鹿馬鹿しい。魔界との交信は、もうやめた。

魔境には二度と帰らないと、私は決めた。

こんなモンスター、あなたの近くにもいませんか?

えっ、いない??

ほんとうに…???

…ではでは、ハッピーハロウィン♡^^♡ にしきりお
今週のお題「ハロウィン」

 ⇒モンスターの巣窟で、直接対決!?伝説の英雄と冒険の旅へ

続く…?

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